みつごんいん
和歌山県伊都郡高野町高野山479
密厳院(みつごんいん)は新義真言宗の教学の祖である興教大師覚鑁の自所だった寺院。和歌山県高野町の金剛峯寺の塔頭寺院の一つ。覚鑁が、腐敗した金剛峯寺の内紛に憂いを持ち、密厳院において3余年に及ぶ無言行..
密厳院(みつごんいん)は新義真言宗の教学の祖である興教大師覚鑁の自所だった寺院。和歌山県高野町の金剛峯寺の塔頭寺院の一つ。覚鑁が、腐敗した金剛峯寺の内紛に憂いを持ち、密厳院において3余年に及ぶ無言行を敢行した直後に書き上げたと言われる密厳院発露懺悔文は有名である。高野山一の橋から奥の院に向かう途中に位置し、1140年の金剛峯寺の内紛により焼き討ちにあい、住職の覚鑁はやむなく山を降り、根来寺を開創した。現在の寺院はその後再建されたもので、境内に刈萱堂(東海近畿地蔵霊場第34番札所)がある。
高野山
大日如来
興教大師覚鑁
一般拝観は基本不可 (宿坊宿泊者のみ拝観可能の様子)