かいなじんじゃ
山梨県笛吹市春日居町国府361
甲斐奈神社(かいなじんじゃ)は、「甲斐奈」を社名とする神社。山梨県内に三社がある。 甲斐国一宮浅間神社(一宮町)、二宮美和神社(御坂町)、三宮玉諸神社(甲府市)、そしてここ甲斐奈神社が四宮にあたる..
甲斐奈神社(かいなじんじゃ)は、「甲斐奈」を社名とする神社。山梨県内に三社がある。 甲斐国一宮浅間神社(一宮町)、二宮美和神社(御坂町)、三宮玉諸神社(甲府市)、そしてここ甲斐奈神社が四宮にあたる。 「守之宮」「守宮大明神」と別名があり、四之宮が訛ったため、あるいは「国守の宮(総社)」が変化したなど諸説ある。 鎮座地には地名の通り国府が置かれ、国司田邉史廣足が総社として「峡之神社(かいのじんじゃ)」を設立したのが始まりとされる。 ※ 地名の国府は「こう」と読む。
~以下、山梨県神社庁HPより~ 甲斐國志所出の社記によれば当社は延喜式内社であり、甲斐國中式内式外大小の神祇を勧請する一国の總社であった。そのため恒例神事、大事の際には奉幣使や宣命使が派遣され、先づ当社にて祭祀が執り行はれ、それから国内の諸社に対して幣帛がわかたれた。天正十年の兵火に焼かれたが、その後再建され江戸時代から戦前まで隆盛を誇ったが戦後、一時人心が離れて著しく荒廃するも近年氏子、崇敬者の熱意で本殿、拝殿、一の鳥居、両部鳥居、神門、神楽殿等次々に再建、改修整備され、旧に復しつつあり、甲斐國の御親神として広く崇敬を受け県内外から多くの参拝者が訪れ社頭は賑ひを得てゐる。また別称が幾つかあり、神祖大明神又は橋立明神や林部の宮とも呼ばれてゐる。 本殿後ろには天然記念物の御神木の大杉があり甲州三大杉の一つに数へられ「橋立の大杉」として地方に知られてゐたが昭和二十八年に枯死したので其の跡に記念碑が建ててある。江戸時代までは祭礼の日に笛吹川東の神主が全て当社に参集して神楽を奏し盛大な祭祀が斎行され五穀豊穣、国家鎮護の祈祷をした。明治四十年村社に指定された。旧時の社領は四石三斗、社地は四百四十三坪であった。橋立、東原、竹原田、金田の産土神である。また宝物として文化財指定は受けてないが竹原田区の語源になったと云ふ相生の二枝の竹と元文年間作の極彩色の内陣用の狛犬二体、御本殿御扉左右に昇降龍の見事な彫刻が現存する。
國常立尊 高皇産霊尊 伊弉諾尊 伊弉冉尊
式内社
創建は神亀3年(726)
春分の日 秋分の日