宇佐神宮

全国に約44,000社ある八幡宮の総本社で、石清水八幡宮・筥崎宮（または鶴岡八幡宮）とともに日本三大八幡宮の一つ。通称として宇佐八幡とも呼ばれる。

【宇佐八幡宮神託事件】
古くから皇室の特別な崇敬を受けており、称徳天皇時代の769年に起こった宇佐八幡宮神託事件（僧侶の弓削道鏡が天皇位を得ようとして、宇佐八幡宮が却下した事件）では皇位の継承まで関与し、伊勢神宮を凌ぐ程の皇室の宗廟として崇拝されてきた。

【二礼・四拍手・一礼】
参拝方法は一般と異なり、不思議なことに、「二礼・四拍手・一礼」を作法としている。この特殊な参拝方法は宇佐神宮と出雲大社のみである。異説では「四拍手＝死」の意味があり、古代のかなり大物な人物の霊廟である可能性があるようだ。
伊勢神宮に次ぐ「第二の宗廟」として皇族にゆかりがあり、八幡大神・比売大神・神功皇后といった天皇の先祖神をお祀りしている。

【邪馬台国、卑弥呼の宗廟説】
八幡様の本宮と言われているが、一説には、中央に祀られる「比売大神（ひめおおかみ）」が卑弥呼である説があり、宇佐に邪馬台国があったとも言われている。歴史ロマンがかきたてられる。