いのみやじんじゃ
静岡県菊川市嶺田１−１
1626（寛永３）年、遠江国城東郡嶺田村（今の静岡県菊川市）の中条右近太夫は、水不足に悩む村人たちのため、密かに土地を測量の上で、灌漑用水の開削を将軍に直訴しました。幕府は訴えが徳川家康とのゆかりの..
1626（寛永３）年、遠江国城東郡嶺田村（今の静岡県菊川市）の中条右近太夫は、水不足に悩む村人たちのため、密かに土地を測量の上で、灌漑用水の開削を将軍に直訴しました。幕府は訴えが徳川家康とのゆかりの深いものであることを理由にこの宿願をききとどけました。しかし、中条右近太夫は、越訴の罪をまぬがれず、処刑されました。用水路は、天下普請により1678（延宝6）年に「嶺田用水」として完成し、現在に至るまで貴重な水源として使用されています。嶺田の地を水不足から救った中条右近太夫は、いつしか井之宮神社に祭神として祀られるようになったそうです。
東名高速道路 菊川ICから車で15分
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