しんめいじんじゃ
三重県鈴鹿市野辺 1-12-27
当社の創祀については詳かにし難い。礼伝によれば鎌倉時代末より室町時代にかけて大きな社殿が存したと伝える。江戸時代の『亀山墜誌』(明仙頃)には、村内に神明社、春日社、八幡社と山の神社があり、社司は松尾..
当社の創祀については詳かにし難い。礼伝によれば鎌倉時代末より室町時代にかけて大きな社殿が存したと伝える。江戸時代の『亀山墜誌』(明仙頃)には、村内に神明社、春日社、八幡社と山の神社があり、社司は松尾丹後とある。社司松尾丹後は神社明細帳によれば「旧神宮河曲郡野辺村上松尾愛胤一〇代以前房信時代、文禄年中類焼、記録等不残焼失候付不詳」とある松尾愛胤の祖父にあたる。松尾家は文政年間には山辺町の大井神社の社司を又安政年間には須賀町の阿目賀神社の社司を兼ねている。明治四一年(一九〇八)村内の春日社、八補社を合祀。同四四年には河田町の川神社に合祀された。昭和二六年氏子崇敬者の総意にもとづき川神社より現鎮座地へ分祀され現在に至っている。10月例祭湯立神事4月夜泣松神社の祭りで夜泣きする子供の夜泣きがやむという。
《主》天照大御神,品陀和気命,天児屋根命,建速須佐之男命,保食神,金山彦神,多紀理毘売命,市杵島比売命,多岐津比売命,大山津見神
例祭10月、祈年祭2月、大祓12月、4月末社夜泣松神社春祭