くろだじんじゃ
三重県津市河芸町南黒田 1649
創立年代は不詳であるが、古くから南黒田のうち九〇戸余の産土神として尊崇を集めてきた社であった。正一位日天八王子大明神と称えて祀られた祠を基とするが、この祠に対して神祇官僚から出された宣旨の日付が正徳..
創立年代は不詳であるが、古くから南黒田のうち九〇戸余の産土神として尊崇を集めてきた社であった。正一位日天八王子大明神と称えて祀られた祠を基とするが、この祠に対して神祇官僚から出された宣旨の日付が正徳四年六月一五日(1714)であることから年代を推量するほかはない。全国著名な六ヶ所の神を合わせ祀ったいわゆる六所神社が当地にも奉斎されていたが明治四一年四月この神社も合わせて黒田神社と単称した。翌四二年には大字高佐に鎮座の事忌神社をも併せて現在の黒田神社となった。八王子社の事には、六人の射手が各二回弓を射て、矢が的に当たる様によって豊作か否かを占う弓矢の行事を行ってきたが、他の二社を合祀するに至って、この行事は廃止された。
《主》天忍穂耳命,天之穂日命,天津彦根命,活津彦《合》彦火火出見命,大山祇神,誉田別命,表筒男命,中筒男命,底筒男命,天児屋根命,菊理姫命,伊邪那美命,建速須佐之男命,木花佐久夜比売命,大国主命,迦具土神,天真名鶴命,倉稲魂命,布留御魂命,金山彦命,根命,熊野久須毘命,多紀理毘売命,市杵島比売命,多岐津比売命