わかみやじんじゃ
三重県鳥羽市坂手町 136
当神社の創建年代は明らかでないが,坂手村落の発生について,神宮古文書に佐加太伎島,酒瀧島,坂手御厨とあり,現在の坂手であることは充分推測出来る。神宮鎮座当時坂手に人が住み御厨としての機能を果すことが..
当神社の創建年代は明らかでないが,坂手村落の発生について,神宮古文書に佐加太伎島,酒瀧島,坂手御厨とあり,現在の坂手であることは充分推測出来る。神宮鎮座当時坂手に人が住み御厨としての機能を果すことが出来たことを物語つている。明治6年3月村社に列せらる。明治29年12月25日三重県告示第380号にて神饌幤帛料供進指定社となる。明治41年11月5日無格社毛牟茂神社,境内社浅間神社,須賀社,白山社,末社山神社,池鮒社,白岩崎社,日吉社,日吉若宮社,月読宮を合祀若宮神社と単称する。明治41年12月18日合祀祭。『姫の浜伝説』によれば垂仁天皇25年3月10日,天照大神を倭姫命に託し奉る。命其を伊勢国五十鈴川上にて建て給ふ。この時まで倭姫命,境内浅間社に一時住まわれたものと伝えられ古くから坂手は神領であり佐加太伎島,酒瀧島と呼ばれていた。又古老の『坂手元昔由来習慣記』によれば延暦3年(垣武天皇4)鳥羽中之郷より野地といふ漁業の元組が坂手村に居住し来り,毛牟茂に住い漁業で生活を営み始むと云ふ。又何年か後九州方面より平家の落人が戦にやぶれ軍船で主従諸共,毛牟茂に身をかくし漁夫となりこの地に祠を造り若一王子の宮として信仰をはじめ,36の大世帯となり現在の坂手に移り本格的な祠を建立し,八王子を祀るとある。御祭神は五男三女神ほか木花咲耶姫命,大山祇命,素盞鳴命,月読命,伊弉册命大山咋命。例祭は1月11日,特殊神事として7月14日天王祭当日の『棒練』神事がある。
《主》正哉吾勝勝速日天忍穂耳命,《配》天穂日命,天津彦根命,活津彦根命,熊野久須毘命,多紀理毘売命,多岐都比売命,市杵島比売命《合》木花開耶姫命,大山祇命,素戔嗚命,月読命,伊弉冊命,大山咋命,
例祭 1月11日 天王祭 7月第二土・日曜日
鳥羽マリンターミナルから市営定期船坂手行き乗船約10分、下船後徒歩5分。