あきばじんじゃ ごんげんやま
岐阜県揖斐郡池田町片山
永治元年(1141年)、池田山の山腹にあった善南寺(弘仁2年創建)が兵火によって炎上し、住職であった羽柴氏の一族は本尊・十一面観世音菩薩像を背負って片山字堂ヶ谷へ逃れた。 天正3年(1575年)、..
永治元年(1141年)、池田山の山腹にあった善南寺(弘仁2年創建)が兵火によって炎上し、住職であった羽柴氏の一族は本尊・十一面観世音菩薩像を背負って片山字堂ヶ谷へ逃れた。 天正3年(1575年)、戦火で善南寺や村が再び被害に遭うことをおそれた住民らにより、片山の最高地である山に火伏せの神・幸福の神として火之迦具土神を祀った秋葉大権現が創建された。 慶長5年(1600年)にはすぐ近隣の地域で関ケ原の戦いが勃発したが、村人が大権現にて七昼夜も祈りを捧げたことにより村が火難に遭うことはなかった。 江戸時代には豪雨による山の崩落で社殿流失の被害を被った。なお宝暦11年に現在の社殿が整えられた。 昭和55年(1980年)、周囲が池田の森として整備されることに併せ社殿の改築が行われた。
片山(かたやま)の権現山にある神社。
火之迦具土神
天正3年(1575年)
無料
無し