一般には「山の神さん」と親しみを込めて呼ばれています。祭神は大山祇命。
この地方では冬は山にいて、春になると里へ下りて田畑を支配する神、ひいては生活全般の神ともいわれています。
緑区の山神社では唯一、独立した社業を有し、さらに祠は鞘堂に覆われた珍しいものです。
当社の創建は不明ですが、江戸時代初め一六六〇年代の記録に記載があるので、それ以前から存在していたと思われます。
祭事は十二月に例祭、その前夜に提灯祭りが行われています。
なお、東海道線が高架になる前は、この社の前の道は「山神踏切り」を通って大高のまちに通じていました。
大高歴史の会 (境内の案内より)