おんじょうじかんのんどう
滋賀県大津市園城寺町246
寺域の南側、琵琶湖を望む高台に位置する南院の一区画である札所伽藍の中心堂宇。西国三十三所観音霊場の第14番札所として知られる。後三条天皇の病気平癒を祈願して延久4年(1072年)に西方の山上、華ノ谷..
寺域の南側、琵琶湖を望む高台に位置する南院の一区画である札所伽藍の中心堂宇。西国三十三所観音霊場の第14番札所として知られる。後三条天皇の病気平癒を祈願して延久4年(1072年)に西方の山上、華ノ谷に創建された。当初は聖願寺や正法寺という名前であったが、文明13年(1481年)に現在地に移された。貞享3年(1686年)に焼失する。現在の観音堂は元禄2年(1689年)に再建されたもの。正堂、合の間、礼堂からなっている。桁行9間、梁間5間の重層入母屋造、本瓦葺。本尊は智証大師作と伝えられる如意輪観世音菩薩像(重要文化財)で、33年に一度しか開帳されない秘仏である。堂内には本尊の脇侍である愛染明王像(重要文化財)、毘沙門天像が安置されており、また、本堂再建の様子を描いた絵馬が多数奉納されている。
西国三十三箇所観音霊場の第十四番礼所として、篤く信仰されています。本尊は如意輪観音。 貞享三年(1686)に火災にあい、元禄二年に再建された大きな堂です。
西国三十三観音14番