かんなみじ
島根県江津市桜江町坂本3842
天平18年(746)に開基された古刹。弘仁10年(819)には弘法大師が巡遊し、その際、真言宗に改宗したと伝えられている。 平安以降、山岳仏教として真言宗が広まっていたようだが甘南備寺は七堂伽藍を..
天平18年(746)に開基された古刹。弘仁10年(819)には弘法大師が巡遊し、その際、真言宗に改宗したと伝えられている。 平安以降、山岳仏教として真言宗が広まっていたようだが甘南備寺は七堂伽藍を完備したその中心的存在だったといわれる。この寺はもともとわたりのやま(渡利山)の中腹にあったが、現在は山麓の坂本地区にある妙楽寺跡に移建され往時のおもかげはない。 平安末期のものと思われる寺宝の黄櫨匂威大鎧残闕(はじにおいおどしおおよろいざんげつ)は国の重要文化財に指定されている。
宝生山
真言宗
高野山真言宗
虚空蔵菩薩
石見観音霊場 第11番
黄櫨匂威大鎧残闕