創建由来は不明なれど寛延記(寛延二年(一七四九)の久留米藩庄屋書上)によれば、岡山天満宮についての記載ある所から、それ以前に建立されたものと思われる。
天満宮は元来、龍頭山とも岡陵(六世紀に造られた古墳の石室跡が眠る)とも呼ばれていた岡山山頂上に祭られていたが、明治四十四年(一九一一)十一月明治天皇臨席の陸軍大演習が、筑後地方で行われた折岡山山が御野立所に選ばれて、天満宮は解体され大正三年、この地に新たに建立された。
毎年十二月の例大祭には、岡山御野立所(北方向から望む)
明治44年陸軍特別大演習福岡県記録
神輿に祭神が乗務り座組に
担がれて頂上に上がり、座渡しの祭事が執り行われる。