すわじんじゃ
静岡県静岡市清水区蒲原1丁目7−25
諏訪神社は保元年間(1156年頃)吹上の丘六本松付近に建てられた御宮に始まる。当時五見坂付近は、六本松の辺りまでなだらかな丘陵が続きすぐ東側に富士川の本流が流れ、富士川はしばしば氾濫しては丘陵を削り..
諏訪神社は保元年間(1156年頃)吹上の丘六本松付近に建てられた御宮に始まる。当時五見坂付近は、六本松の辺りまでなだらかな丘陵が続きすぐ東側に富士川の本流が流れ、富士川はしばしば氾濫しては丘陵を削り付近の住家や農作物に被害を与えていた。住民は水害から逃れようと相談の結果、長野県上諏訪大明神の御分霊を勧請して六本松の池の畔に諏訪明神宮を創建し、水難守護神としてお祀りしたのである。 いつの頃か池は水害で流されたが、土地の人々はこの池を諏訪ヶ池と呼んでいたという。その後も富士川の水害は度重なり、折角造営した御宮が流失の危険 に迫られ元和六年(1620年)の水害の折り現在の地に遷座し本社、拝殿、 籠堂、玉垣等を造営した。 天明六年(1786年)惜しくも火災のため鳥有に帰し仮宮を建てた。 天保二年(1832年)蒲原宿問屋渡邊利左衛門氏を始めに、町内の人々の浄財により本社殿、拝殿を建立したが、安政の大地震(1854年)による山崩れの為押し出され現在の場所に転座した。 大正九年(1920年)遷座三百年を記念し、記念陣を建立し大祭を行った。 神文は当時蒲原町に在住していた正二位勲一等伯爵田中光顕閣下の揮毫である。
建御名方神
JR東海道本線 新蒲原駅 から徒歩5分(421m) 軽金入口バス停 から徒歩2分(123m)