うえぐすく
沖縄県島尻郡久米島町宇江城
宇江城城(うえぐすくじょう、うえぐすくぐすく)は、沖縄県島尻郡久米島町仲里宇江城にあるグスク(御城)である。 城跡は2009年(平成21年)7月23日に国の史跡に指定されている。
【国指定..
【国指定史跡】
久米島で最も高い宇江城岳 (310m) の山頂 に築かれた山城[やまじろ] 形式のグスクです。
グスクは三つの郭で構成され、城壁は平割にした安山岩の野 面積みによって築かれています。上壇一の郭の東側の石垣は城内で最も高 く、物見跡といわれています。下側の郭の城壁は低く、前大戦まで城門などもよ <残っていたといわれています。戦後米軍の基地内になり、復帰後に自衛隊施 設に移管され、平成13年度に施設の一部が返還になり、現在では城内への出入 りが自由になりました。
記録によれば、伊敷索[ちなは]按司の長男、久米中城[くめなかぐすく)按司が堂の比屋 の下女オトチコバラの勧めでこの地に定め、築城はむくち樽金が請負い、ティヤントー ルという石工の協力を得て完成したとあります。
尚真しょうしん) 王代に王府軍の攻撃を受け、火攻めにあって落城したと伝えられています。 これまでの発掘調査により中国製陶磁器が大量に出土しています。