すさのおじんじゃ
兵庫県神戸市東灘区本山町岡本字天王山1180
神社の鎮座する山は円錐形をした美しい姿で、永年斧を知らず、松・山桃・樫が鬱蒼と繁っている。麓から樹下の細い道を30分ばかりで中腹の社前に至る。眼下の眺望広く、大阪湾、紀淡海峡、淡路と一望できる絶佳の..
神社の鎮座する山は円錐形をした美しい姿で、永年斧を知らず、松・山桃・樫が鬱蒼と繁っている。麓から樹下の細い道を30分ばかりで中腹の社前に至る。眼下の眺望広く、大阪湾、紀淡海峡、淡路と一望できる絶佳の地である。 岡本郷が形成された鎌倉時代のはじめ、疫病退散・村造り・植林・怪物退治の神を祀ったものであろうか。山の名は「天王山」といい、『元禄寺社帳』には「祇園牛頭天王山柿茸、勧請之由来年暦知れ申さず、拝殿2間、5間 萱葺。末社 天照大神宮社、春日大明神社、住吉大明神社、辨財天社、坂茸。敷地境内113間、62間 除地」とある。上地して現在は社殿の建つ部分だけである。 明治元年(1868)8月22日、「素蓋鳴神社」と改称した。