いちばじょうし
愛知県豊田市市場町字城
築城時期や廃城経過は不明な点が多いが、文亀2年(1502)に鈴木(鱸)親信が市場古城から居城を移したとされる。親信は足助城主の鈴木忠義親の子だ。 4代鈴木重愛のときに徳川家康から所領を加増され、鱸..
築城時期や廃城経過は不明な点が多いが、文亀2年(1502)に鈴木(鱸)親信が市場古城から居城を移したとされる。親信は足助城主の鈴木忠義親の子だ。 4代鈴木重愛のときに徳川家康から所領を加増され、鱸(すずき)姓を賜ったという。しかし豊臣秀吉に臣従しなかったため、天正18年(1590)または文禄元年(1592)に市場城からの退去を命じられ、各地を放浪した末に非業の死を遂げたという。市場城もこのとき廃城になったとみられている。