ごしゃいなりじんじゃ
兵庫県丹波市柏原町柏原
五社稲荷神社は柏原八幡宮の摂社で社伝によれば柏原八幡宮創建の万寿元年(1024)に京都の伏見稲荷神社(現在の伏見稲荷大社)の御分霊を勧請し、五穀豊穣の神・生業守護の神として同地に祀ったのが起源とされ..
五社稲荷神社は柏原八幡宮の摂社で社伝によれば柏原八幡宮創建の万寿元年(1024)に京都の伏見稲荷神社(現在の伏見稲荷大社)の御分霊を勧請し、五穀豊穣の神・生業守護の神として同地に祀ったのが起源とされています。 現在の社殿は宝暦6年(1756)に柏原藩三代藩主織田信旧候の寄進によって再建された建物で、社殿の構造形式は正面(梁間)三間、側面(桁行)三間の入母屋造りで正面に千鳥波風、向拝に軒唐破風をつけ、各棟には千木、勝男木を乗せる。 また当地柏原の彫刻師中井言次君音の手による向拝の龍、兎の毛通しの鳳凰など軒廻りに多くの彫刻で装飾されています。平成24年に屋根葺き替え・修復工事により美しい姿に生まれ変わりました。 近世神社建築史上、貴重な建物であり兵庫県指定文化財に指定