しょうかくじ
山形県鶴岡市鳥居町33-46
創建は慶長13年(1608)で法誉専往が開山。寺宝に専心作と伝わる十王大師像は別称「正覚寺閻魔大王」ともいわれ信仰の対象になっている。本堂正面の向拝には2体の力士像が刻み込まれて重い屋根を支えている..
創建は慶長13年(1608)で法誉専往が開山。寺宝に専心作と伝わる十王大師像は別称「正覚寺閻魔大王」ともいわれ信仰の対象になっている。本堂正面の向拝には2体の力士像が刻み込まれて重い屋根を支えているのは秋田県や山形県の社寺彫刻の特徴のひとつである。境内には「丁卯の大獄」で処罰(自殺)された大山庄太夫(庄内藩江戸留守居役、8代藩主酒井忠器の近習、天保の庄内藩転封撤回に尽力、幕末では公武合体に尽力するも藩政での勢力争いに破れ、自宅謹慎の後に自害したとも言われている。当時は罪人扱いだった為に墓碑は無銘のものが建立され、一族が密かに供養したそうである。)の墓や、 天明3年(1783)に津軽地方の大飢饉で数多くの難民が庄内藩領に流れ込んだ為、私財を投げ打って難民救済に命をかけた鈴木今右衛門(庄内藩中間小頭、この故事は京都の儒医者である橘南谿著の「東遊記」により広く知られるようになり明治時代の小学校の国定教科書にも記載された)の墓がある。
十劫山
成就院
浄土宗
慶長13年(1608年)
阿弥陀如来
法誉専往
庄内十三仏霊場 第10番札所
鶴岡駅から徒歩15分
無料
駐車スペース有り