はんにゃじ
山形県鶴岡市日吉町9-47
般若寺は山形県鶴岡市日吉町に境内を構えている曹洞宗の寺院である。般若寺の創建は平安時代後期、平泉(現在の岩手県平泉町)に居を構えた藤原秀衡が父基衡の菩提を弔う為、堂宇を建立したのが始まりとされている..
般若寺は山形県鶴岡市日吉町に境内を構えている曹洞宗の寺院である。般若寺の創建は平安時代後期、平泉(現在の岩手県平泉町)に居を構えた藤原秀衡が父基衡の菩提を弔う為、堂宇を建立したのが始まりとされている。 江戸時代に入ると庄内藩(藩庁・鶴ヶ岡城)の藩主である酒井家の庇護を受けている。本尊は定朝が彫り込んだと伝えられている阿弥陀如来像で、寺宝には慈覚大師作と伝わる釈迦牟尼仏木像や南部芝法眼琳堅筆の十六善神杉色絹地表装掛物などがある。 又、境内には羽前国庄内高畑(現在の鶴岡市日吉町)出身で明治時代の超能力者で知られた長南年恵(庄内藩士の長女、本名:登志恵、当時としては巫女、現在ではシャーマンと呼ばれる存在だったようで、神ががかりとなり、悩んでいる人達の相談役などを生業としていたとされる。特に、空瓶に霊水、神水と呼ばれる液体を手を触れず満たす事が出来たとされ、その水を飲むと重病も完治したと伝えられている。このような噂から警察も年恵を取り調べを行ったが、証拠不十分で釈放されている。)の墓碑があり平成18年(2006年)には境内で「長南年恵100年祭」が行われている。 藤沢周平の作品の縁の地でもあり「凶刃 用心棒日月抄-藤沢周平著の時代小説、小説新潮掲載」の舞台の1つになっている。
大寶山
曹洞宗
平安時代末期
阿弥陀如来
庄内梅花百八観音霊場 第5番札所 庄内平和三十三観音霊場 第12番札所
鶴岡駅から徒歩8分
有り