天武天皇の御代の白鳳元年(西暦672年)御神霊が海中から吹き上げられ老松の根元に止まる。
村民はその地に祠を建て田ノ神と称し守護神として祀る。その後境内の大樹を伐り伊勢神宮へ献木した。
その時三河国三谷村の神と彫刻し海中に投入し、神の意に叶い伊勢に漂着し御嘉納になり、田ノ神を改め神明という社号を賜った。
海中から吹き上げられたことによって吹上神明とも称した。また大昔この地は海の汀で付寄洲によって出来た海岸であったので、そのことから須田という地名がつけられた。 古来神明神社は現在の築山の位置に鎮座されていたが、昭和12年熱田神宮から下附された御神木によって現在の所に荘厳な神明造りの社殿として再建された。同時に境内も現在の広さに拡張された