いやひこじんじゃ
山形県最上郡金山町中田170
当神社は天香具山命を祭神とし、確実ではないが、 文明六年(一四一七年)創建と言われている。 昔、越後から来た人が外沢口の山で炭焼きをして いたが、郷里の弥彦神社を信仰し、神像を石で刻 んで朝・夕礼拝..
当神社は天香具山命を祭神とし、確実ではないが、 文明六年(一四一七年)創建と言われている。 昔、越後から来た人が外沢口の山で炭焼きをして いたが、郷里の弥彦神社を信仰し、神像を石で刻 んで朝・夕礼拝していた。のちにこの炭焼きは中田 に移り住み、その神像を村後ろの丘に祀ったのが 始まりと伝えられている。炭焼きの住んでいた外沢 口の山では、現在も「弥彦」の地名が残っている。 弥彦神社の境内には、社殿の他に山神社と稲荷 秋葉の二つの小祠がある。これらを、創建時に 植えられたと言われる樹齢約三百年の杉やの 大木が囲み、神城に荘厳さと神秘感を与えている。 幹ではあるが、目通りの太さ七七五センチもあ る杉を筆頭として、五百センチ以上の大木が立ち 並んでいる。これらの社木は平成十一年に町の 天然記念物に指定された。
しかし、平成二十八年、桂木の多くが老木となって 木の恐れがあることから伐採され、町指定が 解除された。
平成二十八年七月上中田地区
創立は不詳であるが、文政年間とも 伝える。 現存する棟札に、元文二年修理とあり、文政六年に奉納された衣冠束帯の彩色木 像が納められている。境内は数百年を越す巨 木で囲まれ荘厳な神域である。現社殿は昭和 二十七年再建されたものである。
十五級社 旧無社格
文政年間
8月17日
無料
無