おおもりやまのまがいぶつ
山形県東根市大字東根乙地内
大森山の磨崖仏は東根市の南東、大森山の南麓の大岩に彫られている。
岩質は軟らかい凝灰岩で、長らく風雨にさらされていたために風化が激しいが、調査の結果では、鎌倉時代末期の1300年頃の作と推定さ..
岩質は軟らかい凝灰岩で、長らく風雨にさらされていたために風化が激しいが、調査の結果では、鎌倉時代末期の1300年頃の作と推定され、山形県内では最古の磨崖仏である。
上段は五智如来で、四体の仏像が線彫りされ、色彩が施された跡も見られる。残る一体の左端の像は未完成のままで、下段には六地蔵が刻まれている。
また、後方の洞穴は、通称「ホイト(乞食)穴」と呼ばれているが、洞穴左上方にも小さな磨崖仏が刻まれている。県内最古の磨崖仏で、鎌倉時代末期の作といわれている。大岩は高さ5m、幅約6.5m、厚さ3.5mあり、仏像が線彫りされたものである。 市指定有形文化財(指定年月日:昭和62年4月1日)
磨崖仏口まで さくらんぼ東根駅より車で10分
自由
無料
無し