ふうきさんようじゅいんえんつうあん
東京都町田市上小山田町2536
当庵中央須弥壇には準提観世音菩薩を安置されて居ります。 養樹院に伝わる万歳録によりますと、嵯峨天皇弘仁癸卯頃、真言の高僧当地に草庵を結び、武相の鎮護と人法二法の隆興を祈請されたとある。その後月風..
当庵中央須弥壇には準提観世音菩薩を安置されて居ります。 養樹院に伝わる万歳録によりますと、嵯峨天皇弘仁癸卯頃、真言の高僧当地に草庵を結び、武相の鎮護と人法二法の隆興を祈請されたとある。その後月風雨に堂舎悉く廃頽頽して鬼哭啾々たるものあり、秋に明正天皇寛永七庚牛大泉十一世聖翁存祝大和尚十方の信施を仰いで伽藍を再建されたと記されてある。 準提観世音菩薩の尊容は一面十八臂像で、水池の中に咲く蓮華の上に坐し、その蓮華の茎を、難陀、跋難陀の二龍王が扶護して居ります。 準提尊の功徳跋は、除災、延命、救児の諸願が叶えられる。今もなお女性の守り本尊として信仰を集めておられます。
富亀山
曹洞宗
準提観世音菩薩
不詳
武相卯年観音霊場 第三十六番札所