くまのじんじゃ
山形県山形市桜田東1-11-7
本社は熊野山熊野大権現を御本尊に祀っている。創建の年代は、火災にあったため、縁起書その他の文書が焼失したため詳らかではない。現代の堂宇は「奉再建 熊野山 羽黒山 堂一宇」の棟札から明治四年(1872..
本社は熊野山熊野大権現を御本尊に祀っている。創建の年代は、火災にあったため、縁起書その他の文書が焼失したため詳らかではない。現代の堂宇は「奉再建 熊野山 羽黒山 堂一宇」の棟札から明治四年(1872)に再建されたことが知られる。この年の五月十五日、神主柴田九衛門、供養導師大野栄光によって再建の供養祈祷が行われた。
堂内には木彫の仏像、石仏が安置されており、木彫の仏像は朽ちて何仏であるか判名できないものもあるが、別当柴田家では、中の一体が蔵王権現であると口承されている。本社の草創年代は不詳とはいえ、古仏たちがその古えを語っている。また、二面の俳額は明治三十九年のもので志鎌先客の書である。
瀧山の不動明王は、代々柴田家が祭主となっていることを記しておく。
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