まんぷくじ
宮城県気仙沼市岩月寺沢205
九州豊後国の緒方三郎推義により創建されました。推義は九州の豪族で、源平合戦には義経の幕下となり、屋島壇の浦の合戦では大きな戦功をあげました。 推義は高館滅亡後、出羽国羽黒山に入峰、建久2年(119..
九州豊後国の緒方三郎推義により創建されました。推義は九州の豪族で、源平合戦には義経の幕下となり、屋島壇の浦の合戦では大きな戦功をあげました。 推義は高館滅亡後、出羽国羽黒山に入峰、建久2年(1192)に修験山伏になってこの地に下向、先の屋島壇の浦で戦没した部下将兵の供養のため、松崎片浜の地に一寺を建立し、山号を鶴寿山、寺号を満福寺としたが、新月の寳鏡寺5世萃萼道春和尚が、片浜にある満願寺の風光明媚なるを愛して、寛正3年(1462)に再興し開山しました。その際に、宗脈を天台宗から曹洞宗に改宗しました。元禄2年(1689)に本尊を延命地蔵尊にあらためて奉り、現在の満福寺の礎となりました。
別所山
曹洞宗
緒方三郎推義
延命地蔵尊
寛正3年(1462)
萃萼道春和尚
あり