くずがみじんじゃ
奈良県奈良市中町3840
本神社は、建速須佐命を主神として奉斎し、相殿の神は大山咋神、天照大神、三筒男命なり。当社の伝記は散逸、或いは火災に罹り知るに由なしとも、鎮座多くの歳月の経て奈良朝の頃には存在したるものの如し。 ..
本神社は、建速須佐命を主神として奉斎し、相殿の神は大山咋神、天照大神、三筒男命なり。当社の伝記は散逸、或いは火災に罹り知るに由なしとも、鎮座多くの歳月の経て奈良朝の頃には存在したるものの如し。 大和添上郡鳥見谷一円を代々領有せし、小野の国麿の時桓武延暦十三年山城遷都となり、これに伴い丹州山国の庄に御料木切出職を帯び、その地に移り代々居住するにおよび本殿、和州の領地より本社も亦移されたものなり。 その後、この旧跡に再び神社を造営したるものとして、境内の一隅にある「葛上郷社古跡」と記せる石碑あり、その錆より見て正に数百年前なることは想像に難からず。亦相殿の杣川神社は平城宮造営のため当地杣木谷に渡来した氏神として同地に大山咋神を祭ったものであるが後、本所に移し合祀(年代不詳)したものである。
建速須佐命
境内自由
有り