すわじんじゃ(だいにぐう)
茨城県日立市諏訪町3-11-13
日立市の諏訪地区には諏訪を称する二つの神社があり、総称して諏訪神社といわれています。ここはその一社で「諏訪第二宮」または「下社」といい、他の一社を「上諏訪神社」で「上社」といわれています。 建長2..
日立市の諏訪地区には諏訪を称する二つの神社があり、総称して諏訪神社といわれています。ここはその一社で「諏訪第二宮」または「下社」といい、他の一社を「上諏訪神社」で「上社」といわれています。 建長2年(1250)に信州(長野県)の諏訪神社に仕えていた藤原高利(万年太夫)が信州諏訪神社の分霊を捧持して、この地にまいり神社を建立して祀ったとつたえられています。 万年太夫は、住民に災難がおこる水穴を究めようと自ら万年太夫夫婦坐像を刻んで神社に納め夫婦で水穴に入って帰って来なかったといわれており、この坐像は神社に保存されて来ましたが、元禄3年(1690)徳川光圀公が像の傷みを見て新たに夫婦坐像 を作り、その胎内に元の像を納められたとされています。 また、光圀公は諏訪大社から分祠されたことから、ここを諏訪第二宮と呼び、扁額や御朱印には「諏訪第二宮」と表されています。 なお、夫婦坐像は昭和48年5月に坐像の底部を開き胎内像を確認出来ました。胎内像は二躯ともイチイ材の寄木造りで、夫像は神職の姿、婦像は打掛け姿で 二躯とも、鎌倉時代の作で貴重な神像です。
旧村社
1250年
下社
JR常陸多賀駅から平和台霊園下車 徒歩10分
特になし
無料
約15分
境内入口に7台程度のスペースあり
なし