おおさきじんじゃ
宮城県大崎市古川大崎名生小舘68
現在の神社は、貞和5年(1349)創建と伝えられる伏見本屋敷に鎮座の村社三十六所神社に、旧大崎村内の各神社(愛宕神社・宝龍神社・稲荷神社・白山神社)を明治41年に合祀し、さらに翌明治42年には熊野神..
現在の神社は、貞和5年(1349)創建と伝えられる伏見本屋敷に鎮座の村社三十六所神社に、旧大崎村内の各神社(愛宕神社・宝龍神社・稲荷神社・白山神社)を明治41年に合祀し、さらに翌明治42年には熊野神社社地に三十六所神社の社殿を遷座、同時に熊野神社を合祀して、大正7年に村社大崎神社と改称したものである。三十六所神社は、昔の玉造川(現荒雄川・江合川)の川筋三六か所に祀った神社の一つといわれ、合祀以前は現在の土渕集落の十字路の元農協倉庫の場所に鎮座していた。この付近一帯は往時の江合川本流の川筋と考えられ、その名残りの今の横江川が流れている土渕集落に神様が祀られていたとしても不思議ではない。また熊野神社は、室町期に奥州探題として当地に下向した斯波家兼が、大崎氏と名乗りを変え、正平17年(1362)現在の名生の地に築城したおりに氏神として勧請、神領100石を寄進し、大崎五郎の総鎮守とした神社と伝えられている。大崎氏は12代義隆の代に伊達政宗に敗れて没落、それに伴い神社も衰退したが、寛保2年(1742)村人たちが社殿を再建して村の鎮守として祀り、明治8年に名生村の村社に列せられた。
瀬織津姫命 家津御子命
旧村社
4月9日(春祭)、9月9日(秋祭)
無料
無