社伝に、寛正年間(一四六〇五)饗場の城主石川妙鶴丸新田を造成して鎮守の神天照大御神、天児屋根命、誉田別尊を祀る。明治五年十月十二 日、村社に列し、同四十年十月二十六日、供進指定を うけた。大正二年三月三十日次の七社を本社に合祀し た。字鵜の津の鵜野社〔宇ノ津新田開拓の守護神慶安 元年(一六四八) 九月十八日創建〕、字字機敷の高野社 (慶安元年九月十五日創建)、字須原の八幡社と字神明 塚の神明社〔二社明暦二年(一六五六) 九月創建〕、字三反割の金御峯社〔延宝七年(一六七九) 九月九日新 田の守護鎮座〕、字道上の津島社 〔文久三年(一八六三) 六月十五日、万田新田の鎮守神〕、字豊岡の神明社 〔天 明七年(一七八七) 九月十五日豊田新田の守護神〕、字 宮ノ腰の御鍬社(明和五年(一七六八)は大正四年十 月三十日本社に合祀する。 大正四年十月二十七日吉田神社と改称し、同十月三十日、宮ノ腰二十番地より現 在地に遷座した。昭和二十年一月十三日三河地震によ り、社務所、倒潰、社殿破損修理、同二十八年五月二 日改築。同五十七年十月八日、社務所を改修した。