なりたふどうそん
山形県東根市温泉町1-17-4
果てしなく広がる耕田のまっただ中に、温泉が突如湧き出したため、その周囲には旅館や商店が道沿いに立ち並び始め、たちまちに集落ができあがっていきました。そうこうしているうち、東根温泉の名湯は評判を呼び、..
果てしなく広がる耕田のまっただ中に、温泉が突如湧き出したため、その周囲には旅館や商店が道沿いに立ち並び始め、たちまちに集落ができあがっていきました。そうこうしているうち、東根温泉の名湯は評判を呼び、訪れるお客さんが年々増加してくると、旅館に住込み奉公するもの、商売を求め移住し来る者も多くなり、村の人工と世帯数が急激に増加しました。しかし、なにぶん部落を形成して日が浅いので、いまだ氏神の祭祀がなく、人々の精神的寄りどころがなかったために、住民の結集力を固くするのは難しかったのです。 そこで、不動明王の開眼供養を、真義真言宗智山派本山成田山新勝寺に依頼し、県に本郷説教所の設立願を提出、大正8年(西暦1919年)5月にその認可がおりました。翌9年(西暦1920年)7月にはお堂を竣工、かねてより本山成田山新勝寺において開眼新禱をお願いしていた不動明王尊像を新築した堂内に迎え、「成田不動尊」と敬称することになりました。
JR東根駅から徒歩10分位
自由
無料
10分