ほこら(おおくぼとしみちたかなわべっていあと)
東京都港区高輪3-1-10
利和(利通嫡男)が父の霊を弔うために、青山墓地の方向 に向けて建立した(大久保家先祖の墓石に刻まれている左三ツ藤 巴紋が、祠と石灯籠に付いている)。祠正面には、利通暗殺時に乗 っていた馬車が置いて..
利和(利通嫡男)が父の霊を弔うために、青山墓地の方向 に向けて建立した(大久保家先祖の墓石に刻まれている左三ツ藤 巴紋が、祠と石灯籠に付いている)。祠正面には、利通暗殺時に乗 っていた馬車が置いてあったが、1942(昭和17)年倉敷市の寺に寄贈した 。石灯籠(一対)は利武(利通三男)が献燈したものと思われる。また、水受けは、1911(明治44)年5月に利和が、鹿児島から墓を移したとき一緒に運び、これだけこちらに置いたと考えられる。 明治初年、この辺り一帯は大久保山とも呼ばれ、利通公の三万坪(東京ドーム約2つ分)にも及ぶ別荘があった。