おうしこじんじゃ
山形県酒田市生石大森山160−1
生石神社は山形県酒田市生石大森山に鎮座している神社です。生石神社の創建は成務天皇11年(141)、本社である生石神社(兵庫県高砂市阿弥陀町生石)の分霊を勧請したのが始まりとされます。当地区は石材の産..
生石神社は山形県酒田市生石大森山に鎮座している神社です。生石神社の創建は成務天皇11年(141)、本社である生石神社(兵庫県高砂市阿弥陀町生石)の分霊を勧請したのが始まりとされます。当地区は石材の産出地だったとされ出羽国府として利用されたと推定される城輪柵でも使用され、石に縁のある生石神社が勧請されたと思われます。中世に入ると境内直下の延命寺と神仏習合したと思われ特に南北朝時代には南朝方の拠点の1つとして隆盛しました。境内には鎌倉時代から南北朝時代に建立された「生石板碑群」が現在でも残されており昭和28年(1953)に山形県指定有形文化財(考古資料)に指定されています。 又、慶長17年(1613)には領主である最上義光が延命寺の八幡神に平田郷十八カ村の総社として社領を寄進している事から当時は八幡神が合祀されていたのかも知れません。寛延3年(1750)頃には生石神楽が伝承され現在でも家内安全、五穀豊穣、悪疫退散に御利益があるとして例大祭や祭事には奉納されています。明治時代初頭に発令された神仏分離令により仏式が廃され明治9年(1876)に生石神社として村社に列しています。拝殿は入母屋、銅板葺、平入、桁行3間、梁間2間、正面1間向拝付、本殿は一間社流造、銅板葺。祭神は大己貴己之命、少名彦名之命。例大祭は4月29日。
十一級社 旧村社
四月二十五日(四月二十九日)