ひよしじんじゃ
滋賀県長浜市木之本町廣瀬192
本社がこの地に鎮座された年は定かでないが、 元応元年(一三一九)の「日吉社領注進記」に伊香神田 の内に日吉社(日吉大社)の分社を祀ったことが記せられています。 古くから本社の祭神は、安産の神として..
本社がこの地に鎮座された年は定かでないが、 元応元年(一三一九)の「日吉社領注進記」に伊香神田 の内に日吉社(日吉大社)の分社を祀ったことが記せられています。 古くから本社の祭神は、安産の神として近隣や遠 方からの参拝者が多く、難産で困った折には、本社 境内にある井戸の水を汲み上げ、本社前に流れる小 溝に水を流して社殿へ渡る小橋の下を通過すれば 必ず安産になると言われています。 また、乳の出が良くない人は、この井戸水で粥を 煮て食べれば乳の出が良くなるとも言われています。 大正五年(一九二六)六月十二日、この地でほぼ全戸 が全て焼失した大火がありましたが、本社は、社殿 はじめ境内の全ての建物は火災から奇跡的に難を 免れ、当社に対する一層の神威を仰ぐに至りました。
元応元年坂本日吉神社を観請し創祀されたと伝える。本殿傍の井戸の神水が霊水として伝えられている。明治9年村社に加列された。
大山咋神
旧村社
〔本殿〕一間社流造 間口一間 奥行一間 覇屋あり 〔拝殿〕入母屋造 間口二間三尺 奥行二間三尺
例祭 5月20日 おこない 11月23日