たまもりぐう
岡山県真庭市勝山748
「殺生石」を玉雲大権現として創建した化生寺(かせいじ)の鎮守社として祀られた神社。明治の神仏分離以降は玉雲宮として祀られている。 九千年を永らえた白面金毛九尾の古狐が、唐より帰朝する吉備真備の船で..
「殺生石」を玉雲大権現として創建した化生寺(かせいじ)の鎮守社として祀られた神社。明治の神仏分離以降は玉雲宮として祀られている。 九千年を永らえた白面金毛九尾の古狐が、唐より帰朝する吉備真備の船で我が国に 密航する。約400年間身を隠したのち、鳥羽法皇の寵妃「玉藻の前(たまものまえ)」となりご寵愛を一身に集めた。 その頃、時の帝近衛天皇は重い病に伏され、ご生母美福門院は、天文博士安部康成に 大祈祷を命ぜられると正体を現した妖狐は那須野原へと飛び去った。 三浦介義純、上総介広帝両将の大巻狩で射とめられると石と化し毒気を吐いて近ずく 者を斃した。 主上は玄翁和尚を差し向け法力をもって調伏すると石は三つに割れ越後、豊後、美作 の三高田に落下した。美作の高田は、現在の勝山である。 玄翁禅師は当地に化生寺を開山した。(現地案内板より)
JR姫新線中国勝山駅より徒歩約15分