ごじゅうだにはちまんじんじゃ
石川県白山市五十谷町イ144
創立の年代は不詳であるが、往古村民がタカを取って領主に差し上げ褒賞を与えられた。村民は神仏の加護によるものと大いに喜び、仏体安置したのを起源とする。八幡社と称したが、昭和20年10月6日八幡神社と改..
創立の年代は不詳であるが、往古村民がタカを取って領主に差し上げ褒賞を与えられた。村民は神仏の加護によるものと大いに喜び、仏体安置したのを起源とする。八幡社と称したが、昭和20年10月6日八幡神社と改称した。境内に巨大な杉があって、世に五十谷の大杉と称えている。
【五十谷の大杉】県指定天然記念物 昭和50年10月7日指定 樹高38.5m、根元周囲2.7m、胸高幹周囲2.4mの高木で、地上約2mで径1~2mの太枝を10本分岐せしめている。樹齢1000~1200年と推定され、優良樹として石川県林業試験場その他に挿し木用苗枝を提供していた。 伝説によれば、その昔、新住の地を求めて川筋を遡った人々が、この巨木の付近に定着し、生活環境の快適と食用野生動物の豊かさを喜び、その歓喜と感謝をこの巨木にこめたという。のち、この巨木に巣くう鷹を捕えて領主に献上したところ、喜ばれ、褒美を与えられた。住民たちは、この慶事を神木の加護と霊験によるものと崇敬し、傍らに社を建てて鎮守としたという。これが五十谷八幡神社の起源と伝えられている。 実生野生としてこの地域の原植生の名残りを証する貴重な存在である。昭和60年「石川県の文化財」より
応神天皇 神功皇后 比咩大神