あねじんじゃ
島根県出雲市湖陵町二部5
出雲国風土記 (七一三年)に阿如社とあり、 創立年代不詳なるも神亀(七二五年頃) 年中に伊弉諾 伊弉冉尊の 子三柱の姉なる大神鎮座し拾われ、この地をと云う、と古書に見えている延喜式神名帳に所載(式内..
出雲国風土記 (七一三年)に阿如社とあり、 創立年代不詳なるも神亀(七二五年頃) 年中に伊弉諾 伊弉冉尊の 子三柱の姉なる大神鎮座し拾われ、この地をと云う、と古書に見えている延喜式神名帳に所載(式内社神社で、その御神徳は今日まで及び村は栄えは生業を得て繁栄している。 この鎮座地には建保四年(一二一六年)に出雲国守護信濃守義清が建立した八幡宇佐宮が存在しており、天文十年(一五四一年) 佐々木民部詮久が造営し、木林 この八幡宇佐宮は鎌倉時代より武家守護神として崇敬に小早川隆景が再建したという。 (雲陽誌による) また佐々木家代々の祈願社として五〇数石の社領を保有していた。 只、惜しむらくは、これだけ格段の規る神社でありながら慶長年中の神領没収、また本社焼失により宝物、棟札古文書の大半を失い、明治五年神社改正には十分な処遇がなされなかったことは、後人の等しく遺憾と思うところである。明治二十四年、両社に合祀されて現在地に遷座されている。
天照皇大神、品陀和気命、素盞之嗚命
祈年祭 2月25日 例大祭 10月18日 新嘗祭 11月23日
あり