じふくじ
千葉県香取市大戸594
香取市大戸にある臨済宗妙心寺派の寺院。 関東百八地蔵尊霊場第71番札所。 寺紋は徳川葵。 無住寺で、代務寺院は寳雲山大龍寺(香取市与倉)。
創建は鎌倉時代初頭。 この地を領した矢作城主..
創建は鎌倉時代初頭。 この地を領した矢作城主国分氏により祈願所と定められ、臨済宗天龍寺派に改宗。 のちに現在の臨済宗妙心寺派に改宗した。 国分氏の庇護の元で地福寺は隆盛を極めたが、天正年間に戦火によるものか火難あり、堂宇・寺宝・古文書に至るあらゆるものが灰燼に帰した。 徳川の御代、慶長年間に堂宇が再建され、高僧で知られる夢窓国師法脈の法弟、方外宏遠禅師を中興として開山復興した。 爾来地福寺は徳川氏代々の祈願所となった。 寺紋の徳川葵はそのことに因んでいる。 江戸時代を通して大戸神社奥の院の別当寺となり共栄した。 往時には同じ大戸村内に、医王山薬師寺・延命院・威光院・国分寺など七ヶ寺の末寺を有した。 幕末には天満宮を境内に祭祀し、学問所を開設していた。
大戸山 (おおとさん)
臨済宗
妙心寺派
鎌倉時代初頭
延命地蔵菩薩
慶長年間(1596年~1615年)
方外宏遠禅師(夢窓国師法脈の法弟)
大戸山地福寺 (おおとさん じふくじ)
関東百八地蔵尊霊場 第71番札所
千葉県指定有形文化財 板碑(正元元年九月在銘) 1基 板碑(正元元年十月二十五日在銘) 1基
駐車スペース有り
有り