せんばすがわらじんじゃ
熊本県熊本市中央区新町2丁目10-18
長慶の頃(1610年頃)加藤清正の家臣に貴田孫兵衛という豪傑が居ました。 孫兵衛の楽しみは坪井川に出掛けては投網で魚を捕ることでした。 その日は雑魚一匹あがらずに、網にかかったのは天神様の石像で..
長慶の頃(1610年頃)加藤清正の家臣に貴田孫兵衛という豪傑が居ました。 孫兵衛の楽しみは坪井川に出掛けては投網で魚を捕ることでした。 その日は雑魚一匹あがらずに、網にかかったのは天神様の石像でした。 信心深い孫兵衛は船場山近くの河原に祠を作り天神様をお祀りしました。 これが船場菅原神社の始まりです。 明治の末に現在の場所に遷座して今日迄、火伏の護りとして街の皆様の崇敬を集めてまいりました。 境内には一本の桜の木があり、毎年美しい花を咲かせて、皆を喜ばせておりましたが、八十年を超える老齢から巳む無く伐採致しました。 肥後手まり唄「船場山の狸」のゆかりの神社として、桜の切株の隣に狸の石像をお祀りしました。
長慶の頃(1610年頃)
十月二十五日
熊本市電 洗馬橋駅から徒歩約4分
無料