はながけじんじゃ
福岡県糸島市志摩岐志699−1
村社花掛神社 幣帛料供進指定社。大字岐志の中央字原にあり。 祭神は底筒之男,中筒之男命,表筒之男命,息長足姫命を祀れり。 社伝に「神功皇后新羅に赴き玉ふときこの社の側なる山にて花を掛けて住吉大..
村社花掛神社 幣帛料供進指定社。大字岐志の中央字原にあり。 祭神は底筒之男,中筒之男命,表筒之男命,息長足姫命を祀れり。 社伝に「神功皇后新羅に赴き玉ふときこの社の側なる山にて花を掛けて住吉大神を祭り玉ひし故に此の所を花掛山と唱へ,後に住吉大神の社を建て花掛大明神と號す」と。 祭日九月二十三日なり。又社の東南の傍に大なる松ありたり。綱掛松と呼ぶ。これ皇后御船の纜(ともづな)を繋ぎ玉ひし樹なりと云ふ。この松枯れて今はなし。尚社の傍に大石あり。東西の径七尺,南北の径一丈余り,袖敷の石と云ふ。漁夫此の石上に神饌を供へて豊漁を祈る,故に龍宮石又は神宮石とも称ふ。此社近年造営して壮麗なり。引津海に瀕して景色佳し。 境内神社二,高峰神社及び蛭子神社。 糸島郡誌