せいすいじ
愛知県犬山市善師野字清水寺洞15
延暦24年(805年)、坂上田村麻呂によって法相宗(現在の北法相宗に相当)の寺院として創建されたと伝わる。田村麻呂が7年前に蝦夷討伐のため東北へ向かう途上、濃尾の境で雷雨により進めなくなったときに宜..
延暦24年(805年)、坂上田村麻呂によって法相宗(現在の北法相宗に相当)の寺院として創建されたと伝わる。田村麻呂が7年前に蝦夷討伐のため東北へ向かう途上、濃尾の境で雷雨により進めなくなったときに宜空律師(ぎくうりっし)の祈念で晴天になって進撃が再開できたことから、のちに東山道の沿道にいくつかの清水寺(近くでは富加町にある)を建てた。この清水寺は「清水寺」のうち最もよく知られた音羽山清水寺の次に建てられたと伝わる。このときは七堂伽藍をもち、八坊や観音堂、釈迦堂に熊野・白山・愛宕・山王・八龍の5社が祀られた大寺院であったという。 その後次第に荒廃していったが、文明3年(1471年)、悟溪宗頓禅師によって臨済宗妙心寺派の寺院として再興された。 永禄・元亀年間には戦乱に巻き込まれて再び荒廃し、再建された堂宇も天正12年(1584年)に起きた小牧・長久手の戦いで焼け落ちた。 寛永20年(1643年)、空屋(くうおく)によってさらに再興された。
護應山(ごおうざん)
臨済宗
臨済宗妙心寺派
瑞龍寺(岐阜市)末寺
伝・805年(延暦24年)
釈迦如来
伝・坂上田村麻呂
1471年(文明3年)
悟溪宗頓
護應山清水禅寺
椿寺
無料
有り(境内東)
有り