かすがひえだじんじゃ
岐阜県揖斐郡揖斐川町谷汲深坂2106番地の1
創建年月時不詳 当社は国帳内大野郡三拾二社の内従五位下船木明神是なり 其形境たるや南面に沼田を清く這は是れ往古湖水の漫潜せし所と云ふ 亦当社の前頭に大杉三株あり 是れ往古宮の杉又は二本杉と唱へし所の..
創建年月時不詳 当社は国帳内大野郡三拾二社の内従五位下船木明神是なり 其形境たるや南面に沼田を清く這は是れ往古湖水の漫潜せし所と云ふ 亦当社の前頭に大杉三株あり 是れ往古宮の杉又は二本杉と唱へし所の神木なり世人の所謂杉の宮と称せし故なり 上古此杉に船を繋き駐めしよし云ふ 故れこの大杉の前面今尚深泥長々不乾浮清所々に残りて中央に水抜川あり之を江川戸と云ふ自今渚水所々にあって或は鴨ケ淵と称せり 是皆往古湖水の現状なり 千茲知ぬ社号の船着は国帳の所謂船木なることを是故如何となれば今現に鎮座の前山を船コ山と云ふ 此船コ山に往古の鳥居跡あり 現今は大洞村の地内なり 夫れ船コは即ち船来なり船来 船木 或は船着は異字同訓以て分別すべからず 尓るを字舟の如きは着をつきと訓せし 俗称経渭を混同せしものなるべしを尤も当社は春日大神日枝大神両殿を以て舟着神社と奉称せり 境内神社 白山神社 創建年月不詳往古本村字借又山に鎮座ありたるを何時の頃か当社境内へ移転末社と崇拝せりと土人の口碑に残れり。
春日大神(かすがのおおかみ) 日枝大神(ひえのおおかみ)
4月2日