旧神饌幣帛料供進神社。創立年代不詳であるが、口碑に白雉2年(651)の頃本庄村入河山の内に鎮座と伝えられ、天喜2年(1054)に再建したというが詳しくは不明。文和3年(1354)に地頭の橘頼貞・清原氏真が畑二反を泉福寺へ寄進した寄進状に「八幡宮前」と記載されているので、南北朝の初めには既に勧請られていたことがわかる。また、天文2年(1533)・元亀2年(1571)・文禄5年(1596)の各棟札に「泉八幡宮」と記されている。
竹原郷のうち大原、上荒井、大谷、明谷、本庄の5か村の崇敬する産土神で、明治3年(1870)八幡神社と改称、同5年村社に列した。