じょうじゅいん
福岡県福岡市南区高宮1丁目21-7
成就院は今より1200年前、延暦4年(785)一乗止観院(現在の比叡山根本中堂)の開基に当り、玄清法流の開祖玄清が琵琶を弾いて地神陀羅尼経を唱え、魔障毒蛇を退散させたことにより、最澄が成就院の称号..
成就院は今より1200年前、延暦4年(785)一乗止観院(現在の比叡山根本中堂)の開基に当り、玄清法流の開祖玄清が琵琶を弾いて地神陀羅尼経を唱え、魔障毒蛇を退散させたことにより、最澄が成就院の称号を与えたことに始まると伝えられる。玄清は延暦8年(789)筑前国御笠郡四王寺山坂本に草庵を開き、これを成就院と名付けた。 以来、これを継承し、琵琶盲僧の本寺になるとともに、皇室から大衆に至る国家安穏五穀豊饒の祈禱所とされた。九世の寿讃大徳は永仁6年(1298)成就院を博多蔵本町に移し、臨江山妙音寺とした。 妙音寺は九州、中国、山陰にわたる盲僧院坊の触頭として、また黒田長政公入国以来、福岡城の鬼門除けの祈祷所として、権威高く隆盛を続けた。 明治38年(1905)福岡県ほ六県の天台宗玄清部本山として認められ、天台宗の管轄となる。 同40年(1907)玄清部統管梶谷良諦は現在の高宮の地に移転、旧名の成就院を復活させた。 現在は天台宗伝承法流のうちのひとつ「玄清法流」本寺として、琵琶法要など独自の教義法要体系を護持するとともに、その発展に取り組んでいる。
筑前西国第五番札所
臨江山
天台宗
玄清法流
聖観世音菩薩
玄清法印
筑前国中三十三観音霊場第5番
福岡県無形文化財 玄清法流盲僧琵琶法楽
初観音星祭護摩祈願法要 1月17日 施餓鬼先祖供養法要 8月6日 観音護摩祈願法要 毎月17日(8月を除く)
無料
有り