寛文2年(1662年)、後藤六郎右衛門によって創建された。しかし6月に洪水によって本尊堂宇ともに不動塚のうえまで流されたので、古墳上に仮堂を建立した。
天和3年(1683年)、乾屋敷古墳上に堂を移した。
元禄2年(1689年)、本堂・庫裏を改築して尼寺とした。初代は住職の資格がなくあくまで管理者という立場であり、月桂院の分院という扱いであった。3世のあとは無住となり、35年間後藤一族による月番で管理されていた。文化9年(1812年)に月桂院から本鏡尼を迎えて再興が図られた。
現住職は松浦孝加子氏。