まんこうじ
東京都荒川区東尾久3-2-4
満光寺は浄土宗の寺院で、二葉山尾久院と号する。 もと、天台宗で室町時代の創建と伝える。 浄土宗寺院としての開山は智天上人(慶長二十年没)、 開基は上野二葉村(坂本村・現台東区)名主二葉和泉守..
満光寺は浄土宗の寺院で、二葉山尾久院と号する。 もと、天台宗で室町時代の創建と伝える。 浄土宗寺院としての開山は智天上人(慶長二十年没)、 開基は上野二葉村(坂本村・現台東区)名主二葉和泉守。 上野不忍池の付近にあったものが、寛永寺の造営で、現在地に移転したという。
永和元年(1375)銘をはじめ、 天文年間(1532~55)にいたる六基の板碑や、二基の庚申塔を有する。 また、紙本着色山越阿弥陀図、元禄十年(1697)銘の木造智天上人坐像、 満光寺文書などを所蔵。 境内には、二葉地蔵、二羽稲荷など、二葉家に所縁のものが多い。 木造閻魔坐像は二葉閻魔とも呼ばれ、 頭部の内側に「元禄一六年末七月」の銘がある。
二葉山
尾久院
浄土宗
室町時代
阿弥陀三尊
江戸時代初期
智天上人 上野二葉村(坂本村・現台東区)名主二葉和泉守
二葉山 尾久院 満光寺
紙本着色山越阿弥陀図(荒川区指定文化財) 木造智天上人坐像(荒川区指定文化財) 木造閻魔坐像(元禄十六年七月銘)(荒川区指定文化財) 満光寺文書(荒川区指定文化財) 板碑六基(永和元年六月一二日銘他)(荒川区指定文化財) 庚申塔二基(承応三年二月八日銘他)(荒川区指定文化財)
山門横