さほがわてんまんぐう
奈良県奈良市西包永町
佐保川天満宮は奈良朝の昔、雷神即ち「天の神」を眉間寺山(多聞山)に祀り、山の守護神として「天神の宮」と呼び、広く信仰されたのが始まりであると伝えられています。 その後、永禄3年(1560年)松永弾..
佐保川天満宮は奈良朝の昔、雷神即ち「天の神」を眉間寺山(多聞山)に祀り、山の守護神として「天神の宮」と呼び、広く信仰されたのが始まりであると伝えられています。 その後、永禄3年(1560年)松永弾正久秀が多聞山に多聞城を築城した前後に、同地に祀られていた「佐保姫明神」と共にこの地に移され、二つの神様が当宮で祀られていたのであります。 佐保姫明神が他の地に遷宮された後も、当天満宮は「草天神」または「茱萸天神」と呼ばれ町内はもとより、広く人々の信仰を集めていました。 江戸時代末期、各地に建てられている天神社に倣って当宮にも学問の神として菅原道真公像(木造)を安置し、長く奉祭しているのであります。 現在の御神殿は、享和3年(1803年)に再築され、修理を加えて今日に至っている古い建物です。 平成14年7月 ~案内板より~
近鉄奈良駅から直線約890m 徒歩約21分