きんこくじ
岐阜県美濃市乙狩945
文明年間に天台宗の寺院・高賀山蓮華峯寺の一坊(塔頭)で真言宗の寺院・大洞山龍王寺として創建されたとされるが、開山や開基は不詳。境内で鉱山を営んだことから金谷院の名で近隣住民から呼び親しまれたという。..
文明年間に天台宗の寺院・高賀山蓮華峯寺の一坊(塔頭)で真言宗の寺院・大洞山龍王寺として創建されたとされるが、開山や開基は不詳。境内で鉱山を営んだことから金谷院の名で近隣住民から呼び親しまれたという。 室町時代末、蓮華峯寺が洪水により流されたことから移転する。その後、万治元年(1658年)に清泰寺2世・鉄松玄固により、清泰寺末の臨済宗の寺院として再興された。 安永4年(1775年)、寺のあった谷から金が取れたことに因み、金谷寺と改称された。 明治6年(1873年)には育明義校の仮校舎にあてられ、2年後に統合され牧渓学校となるまで置かれている。そののち牧渓学校は上牧小学校となり、牧谷小学校として存続している。 明治29年、臨済宗妙心寺派に属することとなり清泰寺の末寺ではなくなった。 蓮華峯寺の一坊として創建されたという歴史から、移転後の乙狩だけでなく高賀にも檀家がある。
乙狩(おとがり)にある臨済宗妙心寺派の寺院。
大洞山(おおぼらさん)
臨済宗
臨済宗妙心寺派
不詳
十一面観世音菩薩
1658年(万治元年)
鉄松玄固
大洞山金谷禅寺
中濃八十八ヶ所第26番札所
無料
有り(境内西)