かんのんじ
島根県出雲市渡橋町4
縁起によれば観音寺はもと円成寺といい 漁師によって海中から引き揚げられた 十一面観音が安置された際に観音寺と改められたという 緒々の資料から古くは真言宗を宗旨としていたことが知られるが十七世紀中頃、..
縁起によれば観音寺はもと円成寺といい 漁師によって海中から引き揚げられた 十一面観音が安置された際に観音寺と改められたという 緒々の資料から古くは真言宗を宗旨としていたことが知られるが十七世紀中頃、松平直政公の縁によって再興された際に臨済宗妙心派の末寺となり現在に至っている 本尊十一面観世音菩薩像が安置される観音堂は山門から入ると真正面に見えるが三十三年に一度しかその姿を拝み見ることのできない秘仏であるため普段はその像を収めた厨子が見えるだけである しかしその厨子の中から放たれ普く世間を照らす無垢清浄なる光、無量なる大慈悲を求めて参拝に訪れる人の姿は絶えることがなく その妙相に捧げられる香煙に境内は一日中覆われている
補陀山
臨済宗
妙心派
元徳年間(1329~1331) 塩冶判官高貞
十一面観世音菩薩 薬師如来
承応2年(1653)
即心和尚
出雲三十三箇所観音霊場 第四番札所
出雲駅から徒歩9分
無料
20分
有り
無し