くずりゅうじんじゃ
東京都多摩市関戸4丁目19−2
中世のある大洪水の折、川上から関戸大河原の地に九つの頭を持つ龍のようなものが流れ着き、それを御神体として奉斎したのが当社の始まりと伝えられ、古からの多摩川の洪水、氾濫の際にも当社が水没することはなか..
中世のある大洪水の折、川上から関戸大河原の地に九つの頭を持つ龍のようなものが流れ着き、それを御神体として奉斎したのが当社の始まりと伝えられ、古からの多摩川の洪水、氾濫の際にも当社が水没することはなかったことから、多摩川の水神として近郷の崇拝を集めている。 また、当社は子供の虫歯を和らげる御神徳があるとして尊崇されており、祈願のお礼参りには山の萩を束ねて供えたという。 なお、言い伝えによると龍に似た赤い兜をかぶった白蛇がしばしば境内に現れたということである。 現社殿は、昭和58年道路拡張により、かつての鎮座地大栗橋北側の大河原の地(関戸1523番地)より遷座したものである。