狸の修行伝説
狸寺の名で親しまれている
安養寺に伝わる明細帳によると、創立は延暦三壬戌年(782-784年)とある。その後14世紀に雲中慶公僧が再開基したといい、また16世紀には秀睦苗公僧が入り臨済宗へと改宗したという。その後まもなくして雲峰智長和尚が入り曹洞宗へと改宗したという。
中世は今川氏や豊臣氏による庇護を得ており、同氏による発給文書が確認される。
明治時代には末寺を七箇寺持ち[4]、現在も鷹岳山福泉寺(別称「曾我寺」、静岡県富士市久沢)等を末寺としている。またかぐや姫説話を含む『富士山縁起』が伝来している(富士山とかぐや姫)。